婦人科専門医が教える更年期障害のセルフケア

横浜の病院で婦人科専門医をしています。このブログで、更年期の症状の解消法を紹介しています。ぜひ参考にしてくださ い。プレ更年期や更年期はだれにでもやってきますが、つらい更年期の症状にならないように予防することができます。

Category: 骨粗鬆症

更年期にさし掛かる頃になると、女性ホルモンが減少傾向を辿ることになります。そしてこの変化が、女性において多岐にわたる休の変化をもたらすトリガーとなっている場合が少なくありません。

たとえば、身体では卵巣や子宮、膣などに萎縮が起こり始めます。卵巣では卵胞の数が徐?に減少し、月経周期が乱れ始めます。そしてやがて閉経を迎えることになるわけです。

また、女性ホルモンの分泌量の減少は、体内における代謝機能の低下や、骨などのカルシウムの代謝、脂賈代謝、さらには下垂体ホルモンの分泌凋整などにも大きな影響を及ぼすとされています。

よって、骨組しょう症や動脈硬化、肥満などのリスクが高まるなど、身体にさまざまな変凋を招くことになるわけです。

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骨がスカスカになってもろくなる

骨量が低下して、骨がもろく折れやすくなるのが骨粗鬆症です。女性ホルモンのエストロゲンには、骨の密度を
保つ働きがあるため、月経があるうちは骨量がある程度保たれていました。

しかしエストロゲンが減少すると、骨量はどんどん低下して骨がもろい状態になっていきます。また、骨折しやすくなります。

加齢とともにカルシウムの吸収力も落ちるので、これも骨粗鬆症が進む原因となります。

特に女性は骨が減りやすく、40歳を過ぎると年間3~4%もの骨が失われていきます。こうした骨の減少は10年以上続ぐため、油断していると大変なことになります。

骨がもろくなることで骨折しやすくなる

初期のうちはとくに自覚症状はありませんが、進んでいくと弱くなった背骨を筋肉が支えるため、背中から腰にかけて疲れやすく痛みがあらわれます。背中や腰が曲がり、身長がやや低くなります。

骨粗鬆症になると軽く尻もちをついたり、くしゃみをしただけで背骨を圧迫骨折したり、手をついただけで手首の骨折をするなど、軽い衝撃でも骨折しやすくなります。

骨粗鬆症の人は骨折の治りが悪く、股関節の大腿骨頸部骨折などが起きると、安静にしているうちにそのまま寝たきりになったり、老人性認知症などが進んでしまうなど、高齢期の生活の質の低下をまねくので注意が必要です。

食生活や運動で予防することが大切

骨粗鬆症は予防が何よりも大切です。食事によるカルシウムの摂取に加えて、筋肉を鍛える適度な運動、さらにカルシウムの吸収を助けるビタミンDを活性化する日光浴も有効です。

カルシウムの多いもの

牛乳、チーズ、もめん豆腐、煮干し、乾燥ひじき、小松菜厚揚げ、ヨーグルトなど

ビタミンDの多いもの

干ししいたけ、しらす干し、イワシ丸干しきくらげなど
年齢とともに自信がなくなった...

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